ウェルテル効果とは【社会的証明】

ほかの全ての人を動かす武器と同じように
社会的証明にも強く作用するための条件が2つあります。

その一つは不確かさです。

どう行動したら良いのか確信が持てないときほど
人は、他者の行動を参考にして自分の行動を決める傾向があるからです。

自分に自信のない人ほど、「他者の行動」を価値基準にしがちなのです。

そして、もう一つの重要な条件は類似性です。

社会的証明は、自分と似ている人の行動を
見ているときに最も強く作用します。

つまり、不確かな状況の中、どのように行動するのがいいかを考えるとき
一番参考にしているのは、自分とよく似た他者の行動なのです。

ある研究では、主人公が嫌がらずに歯医者に行く映画を観た子どものうち
主人公と同年齢の子どもの方が、主人公と年齢が離れた子どもより
歯医者に対する不安感が少なくなることが示されています。

ゲーテが生んだ自殺の連鎖

1774年、かの文豪ゲーテは
「若きウェルテルの悩み」という小説を出版しました。

主人公ウェルテルの自殺を扱ったこの小説は
ヨーロッパ中で、とてつもない影響を与えました。

というのも、この主人公ウェルテルを模倣した自殺が相次いだのです。

その後、社会学者であるデイビット・フィリップスの研究によって
著名人の自殺が広く報道された地域では
その直後に自殺率が劇的に増加している
ことが示されました。

フィリップスによれば、問題を抱えた人が他人の自殺の記事を読むと
その中の何人かが模倣して自殺をするというのです。

しかも類似性の効果により
自殺した人物の年齢が若ければ、模倣者の年齢も若く
逆に年配者の自殺の後には、年配者の模倣者が増えるのです。

この現象から、他人の自殺によって引き起こされる模倣自殺の連鎖を
ウェルテル効果と呼びます。

格闘技は観るな?

またフィリップスは、ヘビー級のチャンピオン戦が放送されると
アメリカの殺人発生率がかなり引き上がることを指摘しました。

しかも、驚くほど細やかに模倣されて。

たとえば、対戦で黒人選手が負けると
試合の放送された10日間に黒人男性が殺されることが多くなり
逆に、白人が負けると白人男性が殺されることが多くなったのです。

このように、社会的証明は、人の行動に強力に作用する原理なので
自殺や殺人など、生死という根本的な決定にまで適用されてしまうのです。

ザ・心理テクニック

・人のフリみて我がフリ決まる

・人は同じ行動をする人が多ければ多いほど「正しい」と判断する

・ネガティブなニュースや暴力的な描写は必要以上には観ない

自分と似ている人やあこがれている人のネガティブな行動には警戒する

・「社会的証明」に動かされないためには「不確か」を「確か」にする

・つまり、自分の行動に自信を持つ!

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