社会的証明に潜むチカラ【社会的証明】

心理学者のアルバート・バンデューラは
社会的証明を利用したある実験を行いました。

バンデューラは、犬を怖がる子どもたちに
「小さな男の子が犬と楽しそうに遊んでいる様子」を1日20分見せました。

たったこれだけのことなのですが、わずか4日後に
犬を怖がっていた子どもたちの反応に、明らかな変化が生じました。

当初は犬に恐怖を覚えていた子どもたちの実に67%が
なんと、自ら進んで犬と遊ぶようになったのです。

さらに、この実験でバンデューラは
「性別、年齢の異なる子供が、様々な種類の犬と接している場面」
を見せたとき、もっとも効果が上がることを発見しました。

つまり、社会的証明がもっとも力を発揮するのは
より多くの人々の行動が行動の正当性を証明したときなのです。

映画は最強の洗脳道具

しかも、面白いことに(ある意味、恐ろしいことに)
必ずしも他の子どもが犬と遊んでいる「現実の場面」を見せる必要はなく
「映画」で同じような場面を見せても
同様の効果があるというのです。

心理学者のロバート・オコナーは
対人的にひきこもりがちな子どもを対象に、以下の実験を行いました。

オコナーは、23分の短い映画をつくりました。

その映画のストーリーはこうです。

 主人公の子どもがひとりぼっちで
 ほかの子どもたちが仲間と遊んでいるのを眺めているところから始まり
 やがて、主人公が積極的にその輪に参加していき、
 最後にはみんなで楽しそうに遊ぶ

というものです。

そして彼は、ひきこもりが深刻な子どもたちにこの映画を見せたのです。

その影響は実に強烈でした。

孤立していた子どもたちが、映画を見た直後から
ほかの子どもたちと同じように、輪に加わって遊ぶようになったのです。

驚くべきことに、映画を見なかったひきこもりがちな子どもが
6週間後も、相変わらず孤立していたのに対し
映画を見た子どもたちは、仲間の中心的な存在になっていたのです。

たった23分で完結する映画を、たった1回見ただけで
一生を左右しかねない行動パターンが天地まるごとひっくり返ったのです。

社会的証明は、これほど強い力を持っているのです。

ザ・心理テクニック

・人は「他人が何を正しいと考えているか」に基づいて行動する

・同じ行動をする人が多ければ多いほど「正しい」と判断する

・人のフリみて我がフリ決まる

人は映画やテレビから、絶えず影響を受けている

引き寄せの法則 引き寄せの法則

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