返報性の原理とは【人を動かす】
今回は、自動反応のひとつ、「返報性の原理」についてご紹介します。
返報性の原理とは?
返報性の原理とは
「他人がこちらに何らかの恩恵を施したら
似たような形でそのお返しをしてしまう」という自動反応です
この返報性の原理があるために、親切や贈り物、招待などを受けると
そうした恩恵を与えてくれた人にお返しをせずにはいられなくなるのです。
プレゼントや年賀状がいい例になります。
自分が出してない人から年賀状をもらうと、
たとえどうでもいいと思っている人に対しても返してしまう人は多いでしょう。
このように「もらった恩を返そうとする義務感」を返報性の原理といいます。
返報性の使い手はあなたのすぐそばに…
スーパーにいる惣菜コーナーのウインナーおばさん、もといお姉さん。
彼女たちは返報性の原理を知ってか知らずしてか
ウインナーの試食をしきりに勧めてきます。
口にしたら最後、その晩の食卓にウインナーが並ぶことになるでしょう。
これは、以前話題となったフリーミアムにも見られます。
まずは、無料の試供品やサービスを提供し
その後、継続的に利用してもらい課金していく、というビジネスモデルです。
某有名化粧品や某健康食品の試供品を思い浮かべる人もいるでしょう。
ザ・心理テクニック
目の前の相手が< 返報性の原理>を使っていると気づいたら
一息ついて、誰が得するのか考えてみましょう。
相手はあなたに見返りを求め
さして欲しくもない物を買わせようとしていませんか?
不公平な交換になってはいないでしょうか?
相手の意図やテクニックに「気づくこと」、
つまり「意識に上げること」が、7つの武器から身を守る盾となります。
